Webマーケティングの需要が高まっている昨今において、Webマーケティングに役立つ資格を取得し、Webマーケターとして活躍したいと考えている方も多いと思います。そんな方のために本記事では、Webマーケティングに役立つ12の資格を紹介しています。ぜひ参考にして下さい。
この記事でわかること
- Webマーケティングにおける資格の必要性
- Webマーケティングの資格を取得するメリット
- Webマーケティングに役立つ12の資格
Webマーケティングに役立つ資格はこれだ
未経験からWebマーケティング業界で働く際や、将来性のあるWebマーケターとして活躍するためには、知識やスキルが必要であり、資格取得が将来的に良い影響をもたらします。また、資格を取得していることで、年収が上がる可能性もあります。
Webマーケティングに本当に資格は必要か
Webマーケティングで活躍するためには、資格自体は必須ではなく、資格がなくてもWebマーケターとして働くことは十分に可能です。しかし、資格を取得していることで好影響をもたらす場面は多くあります。
資格取得がプラスに働く場面
・働ける職種など、選択肢が広がる
・勉強したことを実際の業務に活かせる
資格を取得していれば、知識の習得やスキルアップだけではなく、履歴書に明記できるため、就職・転職活動でのアピールポイントとして有効です。勉強時間の確保や受験費用の負担もあり、決して簡単なことではありませんが、取得するメリットは多くあります。積極的に資格を取得しましょう。
Webマーケティングに求められるスキル
Webマーケティングでは様々なスキルが求められます。例えば、基礎的なスキルであれば、ExcelやPowerPointなどのPCスキル、論理的な思考力、情報収集能力、応用的なスキルであれば、Webマーケティング施策の考案力や、SNSやWeb広告などの職種ごとの運用スキル、Googleアナリティクスのアクセス解析スキルなどです。
Webマーケティングの平均年収はいくら?収入UPに必要なスキル 関連記事:
スキルを証明できるという点で、上記のスキルに紐づいた資格の取得は有効と言えるでしょう。取得のメリットをさらに詳しく解説します。
Webマーケティングの資格を取得するメリット
Webマーケターとして働く上で、資格取得は必須ではありませんが、メリットは多くあります。
資格の内容と取得するメリットを理解し、試験勉強を行う目的を明確にしましょう。
知識やスキルの証明になり転職に有利
Webマーケティングの資格を取得することは、知識やスキルの証明となり、転職活動において有利に働く可能性があります。転職活動はもちろん、異動希望を出す際にも、資格取得はプラスに働きます。もちろん資格を持っているだけで、特別有利になるわけではありませんが、持っていない人と比較された場合、有利になることは確かです。
Webマーケティングは専門性が求められる業界であるため、資格は客観的な評価基準として、スキルを証明できるアピールポイントになります。また、企業としても、資格を持っていない人材を採用して教育するよりも、資格を取得している人材であれば基本的な知識やスキルを保持していることが既に証明されているため、教育・育成にかけるコストを削減することが可能です。資格1つだけでも転職活動ではアピールポイントになるため、可能な限り資格を取得して、自分の強みを増やしておくことがおすすめです。
社外・社内の両方に対してアピールでき、信頼獲得につながる
資格があれば、社外や社内に対してもアピールすることができ、信頼獲得につながります。
資格は、社外のクライアントに対して、Webマーケティングの専門スキルを保有していることの証明になるため、案件を依頼されやすくなることや、自分の提案が通りやすくなることに繋がります。
また社内でも、資格を保持していることで、保持していない人と差をつけることができるため、より専門的な業務を任されたり、昇格につながる可能性も高くなるといえるでしょう。
豆知識
Webマーケティングの資格は、その多くは民間が発行している資格ですが、Webマーケティングに関連する国家資格としてITパスポートがあります。
ITパスポートとは
ITに関する基礎知識を証明することができる国家資格です。ITの基礎を学ぶことがメインになりますが、ITを経営やマーケティングにどのように活かしていくのかということや、AIに関しても幅広く学ぶことができます。ITの基礎を学ぶことがメインになりますが、ITを経営やマーケティングにどのように活かしていくのかということや、AIに関しても幅広く学ぶことができます。
受験料 | 7,500円(税込) |
試験日 | 通年で実施 |
試験時間 | 120分 |
出題数 | 小問:100問 |
出題形式 | 四肢択一式 |
出題分野 | ストラテジ系(経営全般):35問程度 マネジメント系(IT管理):20問程度 テクノロジ系(IT技術):45問程度 |
合格基準 | 600点以上/1,000点(総合評価の満点)。総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること。 分野別評価点 ストラテジ系:300点以上/1,000点(分野別評価の満点) マネジメント系:300点以上/1,000点(分野別評価の満点) テクノロジ系:300点以上/1,000点(分野別評価の満点) |
試験方式 | CBT(Computer Based Testing)方式 受験者はコンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答します。 |
合格率 | 40%(2022年) |
取得にかかる学習時間の目安 | 約150時間 |
出典:試験内容・出題範囲|ITパスポート試験
Webマーケティングに役立つ12の資格
Webマーケティングに関連する資格を取得する際は、どの資格が適しているのか検討した上で受験するべきです。
Webマーケティングに役立つ12の資格について具体的に解説していきます。
Webマーケティング全般に活かせる資格
- マーケティング・ビジネス実務検定
- ネットマーケティング検定
- Internet Marketing Analyst(IMA)検定
広告・SEMに活かせる3つの資格
- Google広告認定資格
- Yahoo!広告キャンパス
- WEBライティング技能検定
解析・統計分析に欠かせない4つの資格
- Webアナリスト検定
- ウェブ解析士
- Google Analytics Individual Qualification(GAIQ)
- 統計検定
SNSに活かせる3つの資格
- LINE Green Badge
- Meta Blueprint
Webマーケティング全般に活かせる資格
Webマーケティングの中でも、どの職種に就くか迷っている方は以下の3つの資格を取得しましょう。
Webマーケティング全般に活かせる資格
- マーケティング・ビジネス実務検定
- ネットマーケティング検定
- Internet Marketing Analyst(IMA)検定
特に、基本的なWebマーケティングやマーケティングの知識を勉強したいという方は、資格取得を目指しながら、試験勉強の中でスキルアップすることも可能です。
- 1. マーケティング・ビジネス実務検定
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マーケティング・ビジネス実務検定は、国際実務マーケティング協会が主催している民間資格です。
マーケティング事例の科目が出題されるなど、マーケティング知識を実践で活かせるかが問われる資格です。マーケティング・ビジネス実務検定はWebマーケティングの知識やスキルだけではなく、マーケティング全般の知識やスキルアップにつながるため、最初に取得する資格としてはおすすめです。マーケティング・ビジネス実務検定の試験概要受験料 A級:12,760円(税込)
B級:7,480円(税込)
C級:6,270円(税込)
A級・B級併願:20,240円(税込)
B級・C級併願:13,750円(税込)試験日 年4回(時期により受けられる級が異なる) 試験時間 ・A級
マーケティング知識:1時間30分
マーケティング事例:1時間40分
・B級
マーケティング知識:1時間45分
マーケティング事例:1時間
・C級
マーケティング知識:1時間30分
マーケティング事例:45分出題数 ・A級
マーケティング知識:45問
マーケティング事例:25問+ケーススタディ
・B級
マーケティング知識:50問
マーケティング事例:25問
・C級
マーケティング知識:50問
マーケティング事例:22問出題形式 ・A級
マーケティング知識:正誤式、接続式、穴埋め式、短文記述式
マーケティング事例:正誤式、穴埋め式、ケーススタディ
・B級
マーケティング知識:正誤式、選択式、語群選択式、四答択一式
マーケティング事例:正誤式、選択式、語群選択式、四答択一式
・C級
マーケティング知識:正誤式、選択式、語群選択式、三答択一式
マーケティング事例:語群選択式、三答択一式合格基準 ・A級
2科目合計点(300点)の各回、試験委員長が定める点
・B級
2科目合計点(300点)の70%(210点)を基準として、試験委員長が定める点
・C級
2科目合計点(200点)の80%(160点)を基準として、試験委員長が定める点試験方式 ・A級
会場での試験(例年東京、名古屋、大阪の3会場)
・B級、C級
ウェブ試験合格率 非公開 取得にかかる学習時間の目安 30時間~50時間 出典:各級の詳細|マーケティング・ビジネス実務検定
<出題分野>
引用元:各級の詳細|マーケティング・ビジネス実務検定
- 2. ネットマーケティング検定
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ネットマーケティング検定は、ビジネス系の検定を様々運営している株式会社サーティファイが運営している民間資格です。マーケティングの中でも、Webマーケティングに特化した資格で、取得するとWebマーケティングの基礎的な知識や、Web広告、Webサイトの構成やリサーチなどに関してのスキルを証明することができます。
Webマーケターとして役立つ資格を取得したい方におすすめです。
ネットマーケティング検定の試験概要受験料 6,000円 試験日 年2回(2月・7月) 試験時間 80分 出題数 40問(基本問題30問+事例問題10問) 出題形式 多岐選択式問題 出題分野 インターネットマーケティング総論:
概要、インターネット技術概論
インターネットマーケティング各論:
総論、リサーチ、PR・ブランディング、広告、インターネット販売、効果測定
関連知識:外注管理、ポリシー、関連法規、コンプライアンスとCSR
事例問題合格基準 得点率70%以上 試験方式 リモートWebテスト 合格率 57.52%(2022年度平均合格率) 取得にかかる学習時間の目安 15時間 出典:実施概要・出題範囲|ネットマーケティング検定
- 3. Internet Marketing Analyst(IMA)検定
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Internet Marketing Analyst(IMA)検定は、クラウドマネジメント協会が運営している民間資格で、Webマーケティングに必要なスキルを、暗記によって習得するのではなく、実務能力として習得することを目的とした検定制度です。検定は2段階に分かれており、Standardコースに合格すると、Professionalコースを受講できる仕組みとなっています。
それぞれ試験勉強のカリキュラムが組まれており、エントリー受付→期間内に講義(e-ラーニング)を受講→受験、という流れになります。Internet Marketing Analyst(IMA)検定の試験概要受験料 個人:19,800円
団体(10名以上):17,820円
再受験(前回受験から1年以内):8,800円試験日 Standardコース:毎月1回
Professionalコース:年2回試験時間 非公開 出題数 非公開 出題形式 非公開 カリキュラム Standardコース
Face.1:インターネットマーケティング概論、検索マッチ広告開始とクライアントへのヒアリング
Face.2:広告配信の仕組みの理解、適正キーワードの選定
Face.3:適正広告文の開発
Face.4:広告配信ツールの設定
Face.5:キーワード、テキスト広告の改善、広告運用状況の評価方法
Face.6:広告運用の発展的運用手法
Face.7:分析ツールGoogleAnalyticsの概要と開設準備
Face.8:Google Analyticsの分析項目説明、KPIに基づいたサイト改善プロセス
Face.9:集客プロセスの改善と直帰率分析
Face.10:サイト内コンテンツの貢献度分析、askページ分析
Face.11:コンバージョン獲得に向けた分析方法
課題 キーワード選定とテキスト広告作成
Professionalコース
Face.1:多様な広告媒体の特徴と活用ポイント
Face.2:KPI管理の基本
Face.3:ボトルネックを見つけるためのOA、Indicator
課題:1回の提出と添削指導合格基準 非公開 試験方式 Webテスト 合格率 非公開 取得にかかる学習時間の目安 約15〜20時間(エントリーから4ヶ月) 出典①:Standardコースのカリキュラム|IMA検定
出典②:Professionalコースのカリキュラム|IMA検定
広告やSEMに活かせる資格は、以下の3つです。
広告・SEMに活かせる3つの資格
- Google広告認定資格
- Yahoo!広告キャンパス
- WEBライティング技能検定
広告運用やSEMのスキルを特に身につけたいという方は、ぜひ参考にして下さい。
豆知識
SEMとは「Search Engine Marketing」の略で、検索結果に表示される広告からWebサイトへのユーザーを獲得するためのマーケティング手法です。
- 1. Google広告認定資格
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Google広告認定資格は、Googleが運営している民間資格であり、Google 広告に関して、基礎から上級までの知識を保有していることを証明することができる認定基準です。
検索広告やディスプレイ広告など11種類の試験がありますが、Google検索広告、Google 広告ディスプレイ、Google 広告動画、ショッピング広告、Google 広告アプリの5つの試験に合格すると、Google Partnerの認定資格の要件にカウントされます。11種類のGoogle広告認定資格
- Google 広告「検索広告」
- Google 広告ディスプレイ
- Google 広告動画
- ショッピング広告
- Google 広告アプリ
- Google 広告測定
- Google 広告「検索広告」プロフェッショナル
- Google 広告「ディスプレイ広告」プロフェッショナル
- Google 広告動画プロフェッショナル
- Google 広告クリエイティブ
- オフライン販売の促進
出典:Google 広告の認定資格について|Google
Google広告認定資格の試験概要受験料 無料 試験日 24時間365日受験(1日1回) 試験時間 75分 出題数 Google 広告「検索広告」:50問
Google 広告ディスプレイ:49問
Google 広告動画:50問
ショッピング広告:46問
Google 広告アプリ:49問
Google 広告測定:50問
Google 広告「検索広告」プロフェッショナル:50問
Google 広告「ディスプレイ広告」プロフェッショナル:50問
Google 広告動画プロフェッショナル:50問
Google 広告クリエイティブ:50問
オフライン販売の促進:50問出題形式 選択式 合格基準 80%以上(Google 広告アプリ:70%以上、Google 広告動画プロフェッショナル:75%以上) 試験方式 オンライン試験 合格率 非公開 取得にかかる学習時間の目安 1つの試験あたり約3時間 出典:Google 広告の認定資格について|Google
- 2. Yahoo!広告キャンパス
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Yahoo!広告キャンパスは、Yahoo!JAPANが運営しているオンライン学習プログラムで、Yahoo!広告ベーシック、Yahoo!広告検索広告アドバンスト、Yahoo!広告ディスプレイ広告アドバンストの3種類のYahoo!広告認定資格を取得することができます。
Yahoo!広告の基礎知識や広告運用のスキルを保有していることを証明できる認定試験であり、試験だけではなく無料の学習プログラムも準備されているため、Yahoo!広告の基礎を体系的に学ぶことができます。Yahoo!広告キャンパスの試験概要受験料 無料 試験日 随時オンラインにて実施 試験時間 50分 出題数 40問 出題形式 選択式 出題分野 ベーシック:Yahoo!広告に関する基礎的な知識
検索広告アドバンスト:検索広告に必要な機能や運用の知識
ディスプレイ広告アドバンスト:ディスプレイ広告に必要な機能や運用の知識合格基準 80点以上 試験方式 オンライン試験 合格率 非公開 取得にかかる学習時間の目安 各試験約30時間 出典:Yahoo!広告 キャンパス|LINEヤフーforBusiness
- 3. WEBライティング技能検定
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WEBライティング技能検定は、一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会が運営している民間資格です。
クラウドソーシング上でWebライティング業務を行うにあたって、必要な知識やスキルを保有していることを証明することができます。
クラウドソーシング上でライティング案件は増加しているため、Webライターとして需要を高めるのに役立つのはもちろん、ライティングの基本知識のスキルアップができるので、コンテンツマーケティングなどの記事作成にも活かすことができる資格です。WEBライティング技能検定の試験概要受験料 6,000円(税込) 試験日 月1回 試験時間 90分 出題数 4択問題:50問
ライティング問題:4問出題形式 4択問題、ライティング問題 出題分野 クラウドソーシングで働くために必要なビジネスマナーや基礎知識、文章作成技術など 合格基準 非公開 試験方式 オンライン試験 合格率 47.3% 取得にかかる学習時間の目安 非公開 出典:WEBライティング技能検定|一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会
解析・統計分析に欠かせない4つの資格
解析・統計分析はWebマーケティングにおいて重要なスキルであるため、スキルを証明できれば、転職活動だけではなく、社内に対してもアピールポイントになります。
解析・統計分析に欠かせない4つの資格
- Webアナリスト検定
- ウェブ解析士
- Google Analytics Individual Qualification(GAIQ)
- 統計検定
特に解析・統計分析のスキルアップを目的として資格取得を検討している方は、ぜひ参考にして下さい。
- 1. Webアナリスト検定
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Webアナリスト検定は、一般社団法人日本Web協会(JWA)が運営している民間資格で、主にGoogleアナリティクスの分析に必要なスキルを身につけることができます。独学で受験することも可能ですが、未経験者で不安な方は、5時間の講義やテキストを試験と合わせて申し込むことも可能なので、Googleアナリティクスが全く初めてという方でも受験しやすい資格です。
Webアナリスト検定の試験概要受験料 Webアナリスト検定(講座+試験+テキスト):26,400円(税込)
Webアナリスト検定(試験+テキスト):22,325円(税込)
Webアナリスト検定(試験のみ):17,600円(税込)
再試験:5,500円(税込)
※主催者や会場によって異なる場合あり試験日 協会加盟企業が定める会場により異なる 試験時間 80分 出題数 70問 出題形式 4択問題 出題分野 Webアナリストとは
ユーザーフローに沿ったデータ分析の考え方
集客フェーズ
回遊フェーズ
コンバージョンフェーズ
リピートフェーズ
デジタルマーケティング概論合格基準 各カテゴリで40%以上かつトータル75%以上の正解 試験方式 オンラインテスト 合格率 約80% 取得にかかる学習時間の目安 約5時間 出典:Webアナリスト検定とは|JWA
- 2. ウェブ解析士
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ウェブ解析士は、一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA)が運営している民間資格で、以下のように定義されています。
アクセス解析をはじめとしたウェブ解析データを活用し、デジタルマーケティングを通して事業の成果を導く人材
引用元:ウェブ解析士とは|WACAアクセス解析やデータを用いた戦略立案のスキルを身につけることができ、資格を取得すればウェブ解析士として能力を証明することができます。
ウェブ解析士の試験概要受験料 17,600円(税込) 試験日 随時開催 試験時間 120分 出題数 50問 出題形式 四択問題 出題分野 ウェブ解析と基本的な指標
事業戦略とマーケティング解析
デジタル化戦略と計画立案
ウェブ解析の設計
インプレッションの解析
エンゲージメントと間接効果
オウンドメディアの解析と改善
ウェブ解析士のレポーティング合格基準 非公開 試験方式 オンライン試験 合格率 50%前後 取得にかかる学習時間の目安 約25時間 出典:ウェブ解析士とは|WACA
- 3. Google Analytics Individual Qualification(GAIQ)
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Google Analytics Individual Qualification(GAIQ)は、Google公式の認定資格で、Googleアナリティクスの習熟度を証明することができる資格です。取得すれば、Googleアナリティクスを使いこなして分析ができるスキルの証明となるため、Webマーケターとして必要な分析力を社外や社内にアピールできます。
また、公式の試験対策資料をダウンロードでき、試験もオンラインで実施されるため、様々な資格の中でも、手軽に受験することが可能な資格の一つです。Google Analytics Individual Qualification(GAIQ)の試験概要受験料 無料 試験日 指定なし(再受験は7日後) 試験時間 90分 出題数 70問 出題形式 選択式 出題分野 プランニングと仕組み
導入とデータ収集
設定と管理
コンバージョンとアトリビューション
レポート
指標
ディメンション合格基準 80% 試験方式 オンライン試験 合格率 非公開 取得にかかる学習時間の目安 約10時間 出典:Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)の準備方法|Google
- 4. 統計検定
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統計検定は、一般社団法人日本統計学会が認定し、一般財団法人統計質保証推進協会が実施している民間資格で、統計に関する知識や活用力を評価しています。
データに基づいた論理的な思考が必要なWebマーケティングにおいて、統計活用力は役に立つ能力であるだけでなく、ビジネスパーソンとしても必要なスキルのため、資格を取得することで様々な場面で役立ちます。統計検定の試験概要受験料 統計検定1級:10,000円
統計検定準1級:一般価格 8,000円
統計検定2級:一般価格 7,000円
統計検定3級:一般価格 6,000円
統計検定4級:一般価格 5,000円試験日 1級:年1回
1級以外:会場により異なる試験時間 1級・準1級・2級:90分
3級・4級:60分出題数 30問前後(試験ごとに異なる) 出題形式 1級:論述式
準1級:5肢選択問題、数値入力問題
2級・3級:4~5肢選択問題
4級:選択問題出題分野 非公開 合格基準 1級:非公開
準1級・2級・4級:60点
3級:65点試験方式 1級:PBT方式(試験用紙と解答用紙)
1級以外:CBT方式(パソコン)合格率 1級:20%前後
準1級・2級:20%~30%
3級・4級:70%前後取得にかかる学習時間の目安 1級:300時間
準1級・2級:50時間~60時間
3級・4級:20時間~30時間出典:申し込み|統計検定
SNSに活かせる3つの資格
SNSの歴史はそれほど長くないため、資格の種類もまだ多くはありません。ここでご紹介する資格はすべて、SNS媒体の公式認定資格です。取得することでSNSマーケティングに必ず役立つものばかりなので、要チェックです。
SNSに活かせる3つの資格
- LINE Green Badge
- Meta Blueprint
- 1. LINE Green Badge
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LINE Green Badgeは、LINE公式の認定資格で、LINEに関する知識や運用スキルを保有していることを証明することができます。
LINE公式アカウントとLINE広告の2種類のコースに、「Basic(ベーシック)」と「Advanced(アドバンス)」の2種類のレベルがあり、自分のスキルに応じて受験することができます。また、各コースで講義を受講することができるため、資格取得を目指しながら学習のサポートを受けることも可能です。
LINE Green Badgeの試験概要受験料 無料 試験日 24時間365日 試験時間 30分 出題数 40問 出題形式 選択式問題 出題分野 LINE公式アカウント Basic:LINE公式アカウントの初期設定〜操作の基本的な運用知識
LINE公式アカウント Advanced:最適な運用・改善提案の知識やAPIの基礎知識
LINE広告 Basic:LINE広告の初期設定〜操作の基本的な運用知識
LINE広告 Advanced:最適な運用・改善提案の知識合格基準 非公開 試験方式 オンライン試験 合格率 非公開 取得にかかる学習時間の目安 約5時間~10時間 出典:LINE Green Badge|LINEヤフーforBusiness
- 2. Meta Blueprint
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Meta Blueprintは、FacebookやInstagramを運営しているMeta社が提供している認定資格で、Meta広告に関する基礎知識や運用に関するスキルを保有していることを証明するものです。
Meta BlueprintもLINE Green Badgeと同様、資格取得に向けて無料で講義を受講することができるため、未経験からスキルアップを目指していく方にはおすすめの資格です。Meta Blueprintは7種類の資格で構成されていますが、中には、英語で受験する必要がある試験もあるため、注意が必要です。
Meta Blueprintの試験概要受験料 $99~$150(米ドル) 試験日 専用サイトから日程を選択 試験時間 105分(Meta認定デジタルマーケティングアソシエイトのみ90分) 出題数 50~60問 出題形式 選択式 出題分野 Meta認定デジタルマーケティングアソシエイト:広告の作成や管理、広告レポートの作成についての基礎的な能力
Meta認定マーケティングサイエンスエキスパート:データ、インサイト、効果測定を利用した、情報に基づくマーケティング提案を行う能力
Meta認定クリエイティブ戦略エキスパート:Metaのテクノロジーにおけるモバイルの基本について、高度な理解力と戦略的な応用力
Meta認定メディアプランニングエキスパート:ビジネスゴールとマーケティングプランに沿ってメディア戦略を作成する能力
Meta認定メディアバイイングエキスパート:Metaのテクノロジーにおけるメディアバイイング、キャンペーンのプランニングと管理、および広告パフォーマンス最適化の能力
Meta認定コミュニティマネージャ:オンラインコミュニティ管理に関するベストプラクティスと規定についての高度な知識合格基準 700点以上 試験方式 オンライン試験 合格率 非公開 取得にかかる学習時間の目安 約15時間 出典:Meta認定資格|Meta Blueprint
まとめ
本記事では、Webマーケティングに役立つ12の資格を紹介しました。
資格取得を目指しながら知識のインプットや、スキルアップを目指している方は、役立つ資格を取得しなければ、時間や費用が無駄になってしまう可能性があります。本記事を参考に、Webマーケティングに活かせる資格を取得しましょう。
資格取得はあくまで業務のサポートや、転職で有利に働く要素の一つです。Webマーケティングに関して基本から実践まで網羅的に学ぶには、スクールの受講がおすすめです。
スキルアップを目的として資格取得を検討していた方は、スクールの受講も検討してみて下さい。